小学生が集中できる時間はそこまで長くないので、短時間で効率的に勉強しなくてはなりません。高学年になると、中学受験を控えている子どももいるでしょう。そこで今回は、小学生におすすめの効率的な勉強方法をご紹介します。小学生の子どもにどのように勉強に興味を持ってもらおうか頭を悩ませている人は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも小学生に最適な勉強時間はどれくらいなの?
小学生が集中できる時間はそこまで長くありません。小学校5年生が集中し続けられる勉強時間は90分です。ただし、中学受験を控えている子どもがいるので、受験対策のために勉強時間が長くなっている可能性があります。
また、そのうち宿題に取り組んでいる時間が50分程度となっているので、なかには宿題だけ取り組んでいる子どももいるでしょう。
学年別の目安
最適な勉強時間は、学年×15分といわれています。また、集中力が継続する時間はそれよりも短くなるので、長時間だらだらと勉強するよりも、短時間で集中して勉強するほうが効率的です。
小学生の勉強を効率よくする方法は?
家庭で安心して勉強できる環境づくりが大切です。まず、保護者がリビングにいて子どもの勉強を見守るようにしましょう。
子どもと一緒に図鑑で調べ物をして知識を共有することや子どもの質問に回答するような行為は、子どもに安心感を与えます。保護者が自分に期待してくれていると思えるので、より一層頑張れるのでしょう。
勉強しやすい教材を準備する
子どもが自主的に取り組めるような教材を準備しましょう。子どもが好きなキャラクターが描かれている教材や、ゲーム性がある教材がおすすめです。自分から勉強したいと思えるようになるでしょう。
勉強に適した学習環境を提供する
教科書やノートを十分広げられるスペースがあるとよいでしょう。また、テレビやゲームの音が聞こえない場所が好ましいとされています。
【学年別】おすすめの勉強法とは
学年が進むにつれて勉強法が変化します。小学生のうちは保護者も積極的に介入して、勉強のおもしろさを子どもに伝えてあげましょう。
低学年の場合
新しいことを知りたい気持ちが溢れているのがこの時期です。上手に知的好奇心を満たしてあげましょう。中には教科書の予習を進んで行う子どももいます。また、家庭でも九九を教えたりするかもしれません。
子どもの知的好奇心を満たすために予習するのは悪くありませんが、授業の進度に合わせて取り組むようにしましょう。授業の内容がつまらないと思ってしまうと、授業を疎かにしてしまう可能性があるからです。適度なバランスを保つようにしてください。
中学年の場合
理科や社会は、興味を持てないとまったく勉強に身が入らなくなるので、時事問題や実験などを保護者も一緒になって興味を持つようにしましょう。また、算数に苦手意識を持つ子どもが増えるので、ひとつずつ丁寧に勉強を進めていくようにします。生活のなかに算数を取り入れることで、より身近に感じるようになるでしょう。
高学年の場合
中学校に進学する前に苦手科目を克服するようにしましょう。しかし、保護者がそのように指導しても、反抗的な態度をとる時期になっているので難しいかもしれません。そのようなときは、家庭教師や通信教育などのサービスを利用しましょう。学習塾も適しています。
子どもと適度に距離が離れている第三者がアドバイスすると、子どもは素直に耳を傾けるようになります。難しい年頃なので、ちょうどよい距離感で接してあげましょう。
小学生の時点で塾に通うべき?
小学生の時点で塾に通うべきなのでしょうか?子どもが学習塾に通うタイミングを見極めましょう。
学校の宿題は家庭で対応できる
小学生の勉強は、復習がメインとなっているので、塾に通わなくても自分で取り組めるようになっています。宿題を後回しにしないように、保護者が適切にサポートしてあげましょう。計画的に取り組めるように、宿題する時間を決めるとよいです。
学校の授業についていけないときは塾に通う
宿題が自分でできなくなっているときや、教科書の内容が分からなくてパニックを起こしているときは、塾に通うタイミングになるでしょう。まずは安易に判断せずに、子どもの話を聞くようにしましょう。
とくに、算数は以前習ったことを応用して問題を解いていくので、基礎ができていないと解けなくなってしまいます。子どもを責めるのではなく、どうすれば現在の状況を改善できるのか一緒に考えましょう。
中学受験を検討しているときは塾に通う
受験で出題される問題が、小学校の授業で習っていないものがあります。国語や算数だけの対策では充分とはいえないので、塾に通うようにしましょう。また、塾の雰囲気や指導方法が子どもに合っているのか検討することが大切です。無料の体験授業は受けるようにしましょう。
まとめ
学習塾に通うタイミングは、学校の授業についていけないときと、中学受験の対策を始めたいときがよいでしょう。とくに、中学受験の対策は、高学年になると取り組むようになります。早い子どもは中学年から取り組んでいるでしょう。遅れないように、保護者は学習塾選びを始めてください。
ただし、学校の宿題は家庭で対応できるようになっています。保護者がきちんと見守るようにしましょう。
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